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治らないニキビは皮膚科へ

ニキビ 皮膚科

 

吹き出物が悪化して困ったときは、
まずは自分でできる改善法や市販薬による治療を行う人が多いでしょう。
自分ひとりで自宅でできる治療法は色々とありますから、
それも正しい選択と言えます。

 

しかし病院で治療を行えば、
医師の指導のもとで個人個人に合った治療がほどこされ
薬が処方され、スムーズにきれいに吹き出物を治すことができます。

とくに跡をできるだけ残さない治療ができるのは大きな利点です。

 

病院での治療も、方法のひとつとして考えるべきでしょう。

 

 

まずは皮膚科へ行こう

ニキビは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。
したがって病院にかかるときは皮膚科を受診しましょう。
そこでは、一体どんな診察をするのか・・・?

 

最初に、一般的な皮膚科での治療診察を紹介します。

 

 

問診

以下の事項について質問される。

  • 吹き出物ができた時期
  • 状態
  • 症状
  • 体調
  • 普段の生活習慣

 

検査

症状が悪い場合は血液検査やホルモンバランスの検査を行う場合があるが
それ以外では特別な検査はしない。

 

処置

薬物療法とカウンセリングがおもな治療である。
生活習慣やケアの問題点を見つけ出し、治療目標を決め、
医師が個人に合った治療方法をさがして検討する。
状態によっては専門の器具を使って毛穴につまっている皮脂や
角質などを取り除く「面皰圧出」などの治療を行うこともある。
くわしい治療法については、すぐ下の項目で説明している。

 

薬の説明

処方される薬がある場合はその使い方や注意点の説明を受ける。

 

注意点
  • 洗顔方法
  • ケア方法
  • 食生活

などについてアドバイスを受けることもある。

 

皮膚科の医師はニキビ治療の専門家です。
自分でひとりで行うのでは見えてこない問題点も見つかるかもしれません。
とくに自分で治療を行った結果で悪化してしまった症状なら
診察を受け、医師のアドバイスのもとで正しい治療を行うのがおすすめです。

 

信頼できる医師をさがすのも重要なポイントですが、
そのためにもまずはよさそうな診療所を見つけて足を運んでみましょう。

 

 

皮膚科ではどんな治療を受けられる?

ニキビ 皮膚科

 

それでは、皮膚科ではどんな治療が受けられるのでしょうか?
症状や段階によって違いますが、だいたいこれらの治療がほどこされます。

 

 

薬による治療

主に、

  • 飲み薬
  • 塗り薬
  • 漢方

が症状に合わせて処方される。
「大人ニキビ」の場合は塗り薬だけで治すのは難しい。
薬の種類について、くわしくはこの次の項目で説明している。

 

ホルモン治療

体外から女性ホルモンに類似した働きをする成分を疑似ホルモン剤として
投与したりピルの投与を行う。ピルは女性ホルモンを含んだ薬である。
こうした方法で体内のホルモンバランスを女性ホルモン優位に変える。
ホルモンと吹き出物の関係はこちらでくわしく説明している。

 

ピーリング治療

現在は多くの病院で薬剤を使ったケミカルピーリングが行われている。
酸性の薬液をぬることで古くなった角質を取り除き、
新しく健康な肌が生まれるのを助ける。皮膚が弱い人には向かない。
個人でできるピーリングの方法についてはこちらでくわしく紹介。

 

局所注射治療

患部に直接注射を行い、薬剤を注入する。
炎症をともなう吹き出物にたいして処方され、消炎効果を持つ。
また、陥没したニキビ跡を一時的に解消する注射もある。
炎症を鎮める効果はあっても基本的に吹き出物を改善するものではない。

 

レーザー治療

炭酸ガスレーザーのレーザーメスを用いて皮膚組織を焼き切る治療法。
肌の表面に小さな穴をあけ、そこから毛穴にたまった膿や皮脂を排出する。
腫れがひどい場合や白、黒ニキビの初期治療にとくに有効。

 

面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)

消毒したニキビの表面にレーザーや針で小さな穴をあけ、
アクネプッシャー(面皰圧出器)を使って毛穴の中にたまった角質、
皮脂、汚れなどをおし出す。毛穴の内容物がすべて排出されるので
この治療を行った吹き出物はすぐに治る。おもに白、黒ニキビに有効。

 

衛生的な環境で専門用具を使う処置なので跡が残るリスクは少ない。
ただ、現在発症している吹き出物を治療するもので肌自体の改善はのぞめない。

 

イオン導入

ビタミンCをはじめとした美容成分を肌にぬり、そこに微弱な電流を流す。
電流によって肌表面の成分がイオン化すると肌に浸透しやすくなり、
ぬるだけよりも高い効果を発揮するといわれている。

 

ビタミンCには美白効果や皮脂の過剰分泌を防ぐ働きがあり、
吹き出物肌の改善に有効な成分である。
さらに高い浸透力を持つビタミンC誘導体を使うことにより
肌の奥へと成分を届ける場合も。くわしくはこちらのページで説明。
浸透効果を高めるためにピーリングとセットで処方する病院が多い。

 

光治療

青色LEDの光を肌にあてる治療法。青色LEDの効果は証明されている。
アクネ菌は青色LEDをあびると
活性酸素を出すポルフィリンという物質を持っており
強い青色光をあびつづけるとアクネ菌自体が強力に酸化され死滅する。
青色光には皮脂分泌を減少させる効果もあり、原因菌を排除しながら
肌を改善し、吹き出物が悪化するのを防ぐ効果を持つ。

 

点滴治療

ビタミンCを高濃度で点滴する治療法。
吹き出物治療に特化した治療法ではないものの、
肌荒れの改善に効果があり予防法としては優秀。
ニキビ治療に用いるならホルモン治療との併用がのぞましい。

 

 

病院で処方される薬

前のページで紹介した市販薬と病院で処方してもらう「処方薬」は違います。

 

処方薬には塗り薬と飲み薬、漢方がありますが
診察の結果、個人個人の症状に合わせて薬が処方されます。

 

 

飲み薬

ニキビ 皮膚科

 

飲み薬には、以下の3種類があります。

 

抗生物質

アクネ菌を殺菌する目的で多く処方されるが、
アクネ菌自体が皮膚の常在菌なので完全に殺菌するのは無理である。
また、症状がよくなって飲むのをやめればすぐもとに戻ってしまう。
長く飲み続けると、

  • 下痢や便秘
  • 頭痛やめまい
  • 日光過敏症になり日光じんましんなどの発疹
  • 膣の中の善玉菌が殺菌される
  • 善玉菌の殺菌により悪玉菌であるカンジダが繁殖して起こるカンジダ膣炎
  • 肝障害(薬剤性肝炎)
  • アレルギーで起きる薬疹

・・・などといった副作用が出る場合もある。

 

ビタミン剤

皮脂分泌をコントロールする働きを持つビタミンB2、B6がおもに使用される。
これらが不足すると吹き出物ができやすくなるものだが
健康的な食生活を送っていれば不足することはなく、
もともと不足していない人が飲んでも肌荒れが治るというものではない。

 

ホルモン剤

ホルモンのバランスを整えるためや男性ホルモンを下げる用途で
使われることがあるが、まだあまり効果ははっきりしていない。
副作用が出る場合も多いので使用には注意が必要である。

 

その他、

  • 抗炎症作用がある抗トリコモナス薬
  • 皮膚の角化を防ぐ、ビタミンAから作られたレチノイド
  • 男性ホルモン抑制作用のあるスピロノラクトン

などの薬もニキビ治療には使われますが、これらは強い薬であり
副作用が出る場合も多く、日本で処方されることはあまりありません。

 

これらの飲み薬以外では漢方薬が処方されることがあります。
漢方薬については後のページでくわしく紹介しています。

 

 

塗り薬

ニキビ 皮膚科

 

塗り薬には、以下の3種類があります。

 

抗生物質を含む薬

飲み薬と同じくアクネ菌の殺菌を目的に処方される。

  • クリーム
  • ローション
  • ジェル

などのタイプがあり、
飲み薬の抗生物質とちがって副作用がないことから気軽に使用できる。
しかし毛穴の奥までなかなか浸透しないので飲み薬より効果は低い。

 

硫黄を含む薬

皮脂をおさえる、角質をやわらかくして毛穴のつまりを防ぐ、
殺菌などの効果があり、以前から吹き出物の治療薬として使用されてきた。
ただし大人ニキビに使うと乾燥して肌荒れを起こす場合もあるので注意。

 

炎症を和らげる薬

抗炎症作用を持つイブプロフェンがあるが、効果はそう高くない。

 

これらの塗り薬が処方されます。
顔全体に塗ったり患部にだけ使用したり使い方はいろいろですが、
たいていはていねいに洗顔を行った後の清潔な肌にぬります。

 

日本ではアクネ菌の殺菌が重要視されるので
殺菌作用を持つ薬がおもに使われ、
殺菌成分を毛穴の中に浸透させやすくして効果アップをはかるために
角質溶解作用を持つ薬と併用される場合も多いです。

 

たいして欧米の塗り薬は角質溶解剤が主になっています。

角質溶解剤は高い効果を持つものの、毛穴だけでなくまわりの皮膚の
角質を溶かしてしまうこともあるので使い方が難しい薬です。
したがって、病院で処方されたものを使うのが安全です。



 

 

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